ストーリー
大金を持ち逃げし、20年ぶりにオランダからスコットランド・エディンバラに舞い戻ってきたマーク・レントン。マークは、シック・ボーイ、スパッド、ベグビーと再会を果たす。大人になり切れず、すさんだ人生を疾走してきた彼らだが、今後の未来を模索し…。
今作もトレインスポッティングらしいセンスの作品でした。
どうしようもなくグダグダな大人(特にシックボーイとベグビー)の日常が描かれていると言ってもそんなに間違っていないと思う内容なのですが
本当に、監督のセンスよね。
(同じストーリーでウディ・アレンが監督したら5分で眠れる作品に仕上がるぞと思いました。)
スパッドのあの驚いたような表情が面白おかしく、またなんだか可愛らしく
そのうち見るのが楽しみな人物になってました。
スパッドは小説化して収入を得て、小説家になったら
スランプ期にまたいけないものに手を出しそうで心配だわ。
ベグビーと家族の別れのシーンでの言葉が素晴らしかったです。
あんな人なのに、大学という選択肢、そしてそこへ行った事で変わる未来、
与えられる更なる選択肢に気付けたのですから。
どうしようもない奴等の物語ではあるのですが、描かれ方のセンスで
観た事を後悔させない作品でした。
ユアン・マクレガーがこの作品になると、ちゃんと風格も消してマークになるのが凄いなぁと感心しました。
スパッド役のユエン・ブレムナーさんが出演している
「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式」も早く観たいな。
ワンダーウーマンに出てたっけ〜?
しかも映画館で観た「ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!」にも出演なさってたのね。
って、あ〜!短編映画「Skin」の主演もこの方だったのね。