1957年のニューヨーク。障害を抱えながらも並外れた記憶力を持つ私立探偵ライオネル・エスログ(エドワード・ノートン)の恩人で友人のフランク・ミナ(ブルース・ウィリス)が殺される。事件の真相を探るため、ライオネルはハーレムのジャズクラブからブルックリンのスラム街まで、わずかな手掛かりを頼りに調査を進め、街を牛耳る黒幕にたどり着く。
まずライオネルがチック症であると書いてあるものが多いですが
行動と音を伴っており1年なんてもんじゃないようなので
ライオネルはトゥレット症候群ですね。
代表的な汚言症も出てしまっていて公共の場が苦痛だろうと思います。
この症状に理解や関心のある人は見ていてもストーリーに集中できますし
ローズのように「面白い」と捉える事もできるので
トゥレット症より真相は?黒幕は?とストーリーが気になります。
私は長い作品なので倍速かなぁ?と思っていたらなかなか面白くて
倍速なしで興味深く見終えました。
チック症で運動だけより声も出てしまった方が周りに「ちょっと変だ」と分かりやすくて良い
と思う人もいるかもしれないけれど、意に反してなので疲労が凄いだろうなぁと思います。
トゥレット症候群となると気を揉んでしまって、またその緊張から症状が出やすくなるという悪循環に陥るので、
なんだろう「変な人」をそのまま受け入れる事が大切だなぁと作品を見ていて
改めて思いました。
私は変すぎるのか人生ずっと浮遊していますので、孤立感などは分かる方かなぁ。
ライオネルは嘘をつけないので彼女に真実を話したようですが
どのように話したかは描写がありませんでした。
でもライオネルの言葉だったからこそローズは発狂せずに済んだのかもしれません。
この作品を落ち着いて見れなかったと言う人は
自分の中に「変な人」への拒絶がある事を嫌でもほんの少しだけで良いので自覚して頂けたらと思います。
しかしエドワード・ノートンは地味な顔立ちなのに
だからか?役柄でガラっと変わりますね。
アメリカン・ヒストリーXの時と全然違うじゃん!とびっくり。
今では貴重なブルース・ウィリス出演作品でした。
彼が出演予定だった8本の映画、何だったのだろう。
トニー役のボビー・カナヴェイルさんはちょいちょい見かけると思っていたら
7本の作品で出会っていました。
アレック ボールドウィンもカメオ出演で偶然出会えたりでなかなか好きな俳優です。
この作品、実話かもしれないと調べたところ、英語版の原作等色々
説明を読んでも実話とかベースと言う記載は見つかりませんでした。
こちらのサイトが「実話」と表記していますが、真相は分かりません。