パリを舞台に、返り咲きを狙う調香師と人生がけっぷちの運転手の奮闘を描くバディムービー。調香師と運転手が、お互い自分にない部分を補いながら共に仕事をこなしていく。
ストーリー
調香師のアンヌ(エマニュエル・ドゥヴォス)は世界中のブランドと仕事をし、クリスチャン・ディオールの香水「ジャドール」などをヒットさせてきた。だが、4年前に多忙と仕事のプレッシャーから突然嗅覚障害を発症し、それまでの地位を失ってしまう。今は嗅覚も戻り、地味な仕事だけをこなしながら静かに暮らす彼女は、元妻と娘の親権でもめているギヨーム(グレゴリ・モンテル)を運転手として雇う。
なかなか良い作品でした。
ギヨームが「俺はもっとやれる!もっと娘のために稼げるはず!」となった時は
アンヌにとって脅威になるだろうなぁなんて考えてしまうのは私だけでしょうか?
嗅覚を常に使う職業で、酷使している分ストレスなどの負担が
現れる場所が鼻なんでしょうね。
ストレスで突発性難聴になるのも(経験済み)、それに似ているのかな?
耳は24時間眠りませんからね。
小難しそうな女性が出てくるのに、なんだか優しい気持ちになる暖かい作品でした。
ギヨームの人柄のお陰かな。