ストーリー
コラムニストとして活躍し、順風満帆な日々を送っているジャネット。ある日、彼女はホームレスになった父親・レックスと出会った。知らないふりを装いながら、幼い頃の記憶が蘇る。父も母も理想や夢ばかりを追い求める、何もかもが規定外の人間だった…。
ガラスの城の約束 U-NEXTで2023年3月31日 23:59まで配信
ガラスの城の約束 【字幕版】 | GYAOで2023年2月7日(火) 23:59まで
実話ベースとは知らずに見始めて「事実に基づく」の表示が。
これは一般的な家庭で育った人には「クソ親父を見せられる不快な作品」
かもしれません。
そしてエンドロールで流れる兄弟3人の星についての会話のシーンも
この作品を見終わってからあのシーンを見る人には
笑うどころか、引き気味に眺めるのだろうと思います。
私も虐待経験者ですが、私たち兄弟も集まるとあんな感じで
ゲラゲラ笑いながら育ての親の話をしますので(内容は非常にバイオレンスで他人は血の気が引く人もいる)
なんかあのシーンは「分かるわかる辛かった過去だけど、思い出せば笑っちゃうよね」
が私の感想。
あんな両親の子供でも賢い子供が育ったのは父が少なからず
うんちくを語れる人間だったからだと思います。
学校の教育なんて、と思っているからこそ物事の仕組み等について
「正解」に縛られず子供に伝える事ができる人間でした。
バカと天才は紙一重と言いますがあの父親は
思想がかなり偏っていただけでバカの部類ではなかったと私は受け取りました。
あらゆる種類の虐待は、ストックホルム症候群のように
虐待する親ほど優しい時の差が生じ、優しさが倍に感じられると言うか
親が優しい瞬間に、今がめちゃくちゃ幸せと感じるので
虐待されても愛さずにいられないのだと思います。
私たちのパターンでは兄弟それぞれ洗脳されず「あの人頭おかしい」と思いながら育ちましたが。
あ、でも今は愛していますよ。
もういつ死んでもおかしくない年齢になったので最近では、たった一人の愛する育ての親、思い出いっぱいの育ての親がこの世からいなくなるのが怖いです。
この作品は当事者だった人でないと、あの父親への憎しみや恨みしか残らないかもしれない。
だから低評価なのだなぁと納得しましたが。
レックスが後悔し謝罪の言葉を自発的に述べた、そして自分の心と向き合った事を話してくれたお陰で救われました。