Porte Bonheur

珈琲や美味しいもの、建築やデザインなど好きなものだけ。映画ブログではないつもり

映画:笑う故郷

ストーリー
ノーベル賞を受賞した作家・ダニエルは、40年ぶりに故郷・アルゼンチンに戻り熱烈な歓迎を受ける。心地よい驚きと秘密の喜びを味わうダニエルだったが、いつの間にか彼を取り巻く事態は思いも寄らぬ方向に向かい、悲喜劇の渦に飲み込まれていく。

 

 

 

U-NEXTで2022年10月15日 23:59まで配信

笑う故郷

 

 

GYAO

 

なんかこうハートフルな作品と思って見たので後半の展開にビックリ。

 

田舎の文化ってありますよね。

なんでも筒抜けで、個人としての情報を守りたがる人間は

吊し上げられたり年功序列制なところとか。

私はクソ田舎と呼ばれる地域と都会のどちらもに8年以上

暮らしましたが、田舎の気質は無理でした。

今でも田舎暮らしの親族は「田舎の人間は考え方が陰湿なところがあって、雪の降る地域の人は気候と同じでジメジメしていて、いつも話題になる粗探しをしていて疲れる」

と言っていました。

そうでない人間は、周りに合わせた振る舞いをせざるを得なく

暮らしにくい場所だと思います。

 

つまりは田舎暮らしは新鮮さがないし話題もないから

「あなたの情報は全て公表しなさい、それはみんなのネタなのだから」

と言う事なのでしょう。少しはその歪んだ発想を自覚してほしいわ。

 

思考法が全く異なるので、田舎に生まれ育っても

肌に合わない人にはそこにいるのが苦痛でしょう。

田舎の人に限らず都会育ちの人にも同じことが言えます。

 

この作品は田舎の陰湿さがハッキリ分かりやすく描かれていました。

当人たちは全力で否定するでしょうけど。

 

 

話が逸れまくってますが、ダニエルは40年ぶりに街に帰った訳ですが

時間が止まっている田舎では、若い女はみな知人友人の子孫である事が

当たり前なのを忘れたのか?と言いたい。

迫られても、そんなの誰かの娘に決まってるじゃん。

 

もう強制キスシーンではダニエルに

「うわ〜〜抱くんじゃないぞ!」って思いました。

 

40年ぶりに帰っても外国に染まったよそ者。

なんだかハーフの人の立場や、グリーンブックのドン・シャーリーを思い出しました。

何かを異物と捉えるのは自由だけど、それは思うだけ。

あんな風に避難・排除行動はしたくないなと思いました。

 

どちらの立場にもなれない、見終えた後はなんだか胸糞悪さが残る作品でした。

ただ「この作品は嫌いだ」と言う胸糞悪さではありません。

 

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