最後の方ではトマスがフリアンの意思を尊重するようになっているのを感じました。
来たばかりの頃だったら、死期を待たずに薬を飲むと話されたら
真っ向否定していたのではないかなと思う。
結局トルーマンは信頼できる友に託して、引き受けてくれて良かった。
撮影から暫くしてトルーマンを演じた犬さんは亡くなられたようで
なんだか胸が締め付けられます。
トマスとフリアンが本当に古くからの親友と言う感じがあって
全く違和感なく観られました。
少々わがままで人を振り回し気味なフリアンと物事は一旦受け入れ型のフリアン、
とてもバランスが良く、実世界の人たちの友人関係とも一致していて
監督や脚本家って言うのはそういったところをよく観察、感じ取っているのだなぁと思いました。
ラストにボロボロ泣かされるとか、感動のラスト!と言う作品ではなく
しずかな作品でしたがマイリストから何故か消せませんでした。
描いている内容も素晴らしいのだけど、また素敵な二人に会いたくなる
そんな作品でした。