U-NEXTより:ストーリー
長江の景勝地・三峡の畔にある古都・奉節は、ダム建設によって水没することが決まっている。別れた妻子を探す炭鉱夫・サンミンは、妻子が住んでいた場所がすでに水没したことを知る。一方、音信不通の夫を探すシェン・ホンは、夫の工場を訪ねるが…。
U-NEXTにあるとおり"時代に翻弄されながらも精一杯生きる市井の人々を描くドラマ"
淡々と人々の暮らしや内面が丁寧に描かれていました。
ただ、建築物が発射するシーンと、飲食店で祭り衣装(伝統衣装?)の人たちが突然映るシーンは
この作品には合わない。
作品に浸ってみていたのでビルが発射したのはビックリ。
レビューに書かれていた「意味不明な映像」とはこのことかと思いました。
まぁ2つのシーンだけだったと思いますけど、なぜこの作品にあの様なシーンを盛り込んだのか、私には監督の意図するものが分かりませんでした。
サンミンさんはそのままの名前が役柄の名前になっていました。
シェン・ホンは本当に好きな人ができたのか?
夫の浮気の可能性が浮上したからそう言ったように感じたけれど、どうなんでしょう。
サンミン夫婦は16年経ってからの再開だったからこそ
お互い歳を重ねた今、互いの気持ちに寄り添えたのかもしれない。
子供に会いたいと言いつつ、妻と再開したら互いに忘れずにいた存在で尊い存在だったのだと気づいたのかもしれませんね。
妻が中腰になってサンミンに寄り添うようなシーンが良かったです。
あと1年、サンミンは危険な炭鉱の仕事で稼いで妻を迎えに来るようですが
どうか無事に生き延びて、家族幸せに暮らしてほしいです。
マークはチンピラだけれど親しくなったサンミンを強引に自分らの仕事に加担させたりしない心のあるいい奴でした。
この世を去るのが早すぎたけれど、見つけてくれたのがサンミンで良かった。
何も起こらない日常なようで、人それぞれ心の中では毎日何かが起きていて
みな社会の波に乗らされている。
そんな事を改めて思う作品でした。
私は中国語、韓国語、台湾語なんかは耳に刺さるように聞こえるので苦手で
見る作品は相当選り好みしますが、「長江哀歌」観られて良かったです。
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