かつては職に就き、妻子を持ってまっとうな人生を送っていたジョージ(リチャード・ギア)。しかし今では職も家族も住処も失い、人生のどん底。施設でもらった上着を質に入れ、わずかなビールに変える毎日を送っていたが、やがてニューヨークのホームレス用シェルターの厄介になることを余儀なくされる。
彼は、この新しい世界から自らの道を切り開こうと、シェルターのベテランで友人となるディクソンに助けを借り、人生をやり直していこうとする。
その中で、疎遠になってしまった娘マギーと連絡を取りなんとか関係を修復しようと奮闘するが、父親を憎んでいる彼女には彼女の生活があり、そんなジョージを受け入れられないでいた…
嫌な予感がして、まさかここで終わるんじゃないよね?と思ったところで終了。
中途半端〜〜。
映画ってここから掘り下げたりして作品に仕上げるんじゃないの?
一人だと思っても必ず誰かいる、道はあると言いたかったのかな?
だとしたら世の中そう甘くないから現実を見て来いと言いたい。
この作品の撮影中、本物のホームレスに間違われたリチャード・ギアが
観光で来ていた女性が買ったピザをそのまま渡すと言う心温まるハプニング(?)ありで
期待していたんだけどなぁ。
と言うかね、リチャード・ギアが小綺麗すぎるんですよ。
Tシャツはヨレているだけで決してくすんでいないの。
海外ではシャツをズボンからだしニット帽を被り、髭を剃らないだけで
ホームレス仕様になるのか?と何度も思いながら見ました。
ホームレスであんなにスッキリした短髪はアカンよ。
10年も失業したままそこからホームレスにならざるを得なかった人なら
髪も切れなくて伸びているものでしょう。
大体自分がホームレスだと受け入れられずに、割と小綺麗にしている自覚のある男が
なぜ髭を剃る道具の1つも買わない?
あんなにプライド高かったら洋服はくすんで行こうとも
あらがって毎日自分に俺はホームレスじゃないと言い聞かせながら
髭を剃るくらいすると思うんだけど。
ビールを買うのは体を温めるための最安値のアルコールなので理解できる。
なんかこう全てにおいて中途半端な作品だった。
娘との関係に光がさした感じをもっと強くして幕を下ろして欲しかった。
インパクト弱すぎました。