1枚の絵画が老画商の心に火を灯し、未来と過去を照らし出す
ストーリー
人生を美術品に捧げ、家族は二の次だった美術商・オラヴィ。引退も間近に迫ってきたある日、彼は疎遠だった娘から頼まれて問題児の孫・オットーを預かることになる。そんななか、オラヴィはオークションハウスで出会った作者不明の絵画にひと目惚れする。
ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像 U-NEXTで2023年3月31日 23:59まで配信
ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像 | 映画 | GYAO!ストア
お〜〜、なかなか深い作品でした。
絵画はアンティーク陶器と同じで知識があると楽しいでしょうね。
そして陶器と同じく、沼なのだろうなぁと思います。
物事は深く知っていればそれだけ人生が豊かになる気がします。
(死にゆくには全ての事柄は不必要になるわけですが)
オラヴィが孫にとても良い事を言っていました。
「貯金をして金持ちになる奴はおらん。投資をした者だけだ」と。
ただその言葉を言う場面が微妙で、オットーにお金を借りる為?と思えなくもなかったのが残念。
でもオラヴィには何か確信のようなものがあったのでしょう。
オットーはあの絵をとても慎重に、手放すべき時期を見極める素質があるようなので
私も彼が孫なら信じて彼に遺すかも。
ちょっと寂しくも良い作品でした。
去ったあとだけど最後に娘と孫に愛を伝えられて良かった。