Porte Bonheur

珈琲や美味しいもの、建築やデザインなど好きなものだけ。映画ブログではないつもり

ドキュメンタリー映画:子どもが教えてくれたこと

ストーリー
アンブル、カミーユら5人の子供たちは治療を続けながら家族とのかけがえのない時間を過ごしていた。辛くて痛くて、泣きたくなることもあるけれど、彼らは日々のなかで新たな関心事や楽しみを見つけ出す。そんな姿をカメラは優しく、静かに見つめ続ける。

 

 

 

 

U-NEXTで2022年9月30日 23:59まで配信

子どもが教えてくれたこと

 

 

 

GYAO

 

エンドロールにシャルルの親友、ジェゾンの名もあったのが嬉しかったです。

 

イマドが鼻からチューブを入れる前に泣き出したのが

本当に苦しかったです。どうしたの?と母に聞かれて「分からない」と。

これまで我慢していた疲れ、苦痛を一番感じる時なのでしょうね。

イマドは話がとても上手でジェスチャーは大人顔負けです。

ずっと話を聞いていたくなるし、こんな子供とずっとお喋りしたい。

 

動脈性肺高血圧症の少女、アンブルは

「うまくいかない事があってもなんとかなるのよ、

悩み事は脇に置いておくか付き合っていくしかないの」

と病気での生活の中で周りの子供や大人より早く気づいた

大切な事を語ってくれました。

 

カミーユもきちんと病名と病状を親に説明してもらっているので

他人に説明できるほどです。

頭が良く、拗ねても相手に喧嘩腰になったりしない思いやりのある男の子。

 

 

テュデュアルは化学療法は苦しいと話していて

もっと多くの人に彼の声を聞いてほしいと思いました。

花の名前をたくさん知っていて、優しい男の子。

「庭に1羽残った雄鶏がションボリして一人で死を待っているだけって感じだけど

長生きしてほしい。そしたらきっと(ひとりぼっち、淋しさを)忘れられるから。

前にいた雌鳥は忘れるくらい長生きしたんだ」と話していました。

「病気でも幸せになれる。自分の気持ち次第なんだ」と。

心が美しいです。

 

表皮水疱症のシャルルは入浴後、薬を塗布した布を全身に貼った後

痒みに襲われ、ものすごく辛そうでした。

痒くてきっと焼けるように痛いのだと思います。

 

私はカミーユとイマドの個性が好きでした。

そしてテュデュアルの心を包むような優しさも。

 

頑張り方を間違えて結果に繋がらず心が折れている人、

人生、人より割と険しかった人、

頑張りたいのにやる気を出せず怠けちゃってる人、

人生諦めかけている人にお勧めです。

 

辛くもあるけれど、綺麗な心に触れたくなったらまたみ見ます。

それから、エンドロール、物凄く小さな文字なんですが、ぎっしり人名が表示されていて

撮影に携わった方々の名前をできる限り表示したい、そんな監督の気持ちを感じました。

 

 

 

プロフィール


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それを眺めてホッコリしてくれる人がたら良いなぁ。

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