ストーリー
イスラエルの占領地・ナブルスで、どん底の生活を送る幼なじみのサイードとハーレド。そんなある日、サイードは美しい女性・スーハと出会い、互いに引かれ合う。時を同じくして、サイードとハーレドはテルアビブでの自爆攻撃者に指名されるが….
ここがポイント!
ゴールデングローブ賞最優秀外国語映画賞を受賞し、アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされたが、自爆テロ被害者の遺族たちからノミネート中止の署名運動が起きた。
U-NEXTで90日以内に配信終了の予定はありません
https://video.unext.jp/title/SID0030757
GYAOで2022年4月14日(木) 23:59まで
「物事を"邪悪"と"神聖"にわけるのはナンセンスだ
私は複雑きわまりない現状に対する人間の反応を描いているのです」
と言う監督の言葉通りの作品でした。
物事も人も一つの視点・観点でしか見ないと言うことは恐ろしいことだと
改めて感じました。
「テロを支持しているとして、世界中で賛否を巻き起こした」とありましたが
これこそ一つの視点・観点からしか見れない・見ない人の言葉ではないでしょうか。
その考えが正しいと「知らしめたく」なった時、加害者になりうる思考を
持っていると考えてみてほしいです。
ハーレドの気持ち、言葉がサイードに伝わらなかったのが残念でした。
幼少期からの苦しみを、父を密告者にしたイスラエルのせいだと思っている
サイードの決心は揺らいでくれなかった様です。
最終的な場面は描かれていない所、最後まで監督の気持ちを感じる作品でした。
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