カンヌ国際映画祭グランプリ!映画史に残るフレンチミュージカルの傑作
ストーリー
フランス北西部の港町・シェルブール。自動車修理工場で働いている若者・ギィと傘屋の娘・ジュヌヴィエーヴは、ささやかながら美しい恋を育んでいた。ところがある日、アルジェリア戦争の徴集礼状がギィに届き、2人は離れ離れになってしまう。
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今はミュージカル映画と言うと、セリフと歌ですが
この映画には台詞がなく全ての会話が歌で驚きました。
きっと全編英語だったら私は耐えられなかったと思う。
フランス語が美しく音楽をまとっても違和感がないからなんとか見られました。
今見ると(初めて観ましたが)これが大ヒットしたのかぁ・・・とも思いました。
列車を見送るジュヌヴィエーヴが小さくなっていくシーンは悲しかったですねぇ。
それなのにすぐ後ろを向いて歩き出すジュヌヴィエーヴィよ・・・
きっと寂しい後ろ姿を撮りたかったのでしょうけど、心境的にはありえないかな?と。
その後のジュヌヴィエーヴの身なりを見る限りとても裕福になったようで
子供のことを考えると、あぁ良かったなと思えますが
フランスではこの時代は今と違って入籍していないと出産はありえなかったんですかね?(ママも近所に(妊娠の事)なんて言うの?と心配していましたし)
今は入籍せずとも糧を気づくのはフランスでは結構普通のことのようですが。
この作品はジュヌヴィエーヴよりママのファッションを見るのが楽しかったです。
あと家の素敵な壁紙とか。
カトリーヌ・ドヌーヴの大変美しい顔を見られるのも良いですねぇ。
相当整ったお顔なのにふとした時にツノガエルさんみたいになるのですが
それが今のカトリーヌさんの面影を感じさせました。
あそこまで整っていないとやはり歳を重ねても美しくいるのは難しいんだなぁと思いました。
ちょっとやそっと綺麗だねと言われる程度ではあの人のように
そこにいるだけで麗しい老女になれないと思いました。
カトリーヌ・ドヌーヴみたいに可愛いから一見、丸顔か?と思いきや
はっきり面長なのが羨ましいです。
私は小顔で(体が小さいから当たり前ですが世間的には小顔と言う事らしいです)
童顔なのでショートヘアーでも麗しいままな面長さんが羨ましいです。
どうでも良い内容と言う訳ではなかったけれど、
一度見たから、もういいかな?と思う作品でした。