Porte Bonheur

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映画:悲しみは空の彼方へ

wikipediaより:ストーリー

真夏のニューヨーク・コニーアイランドの海岸で主人公の女優の卵・ローラ(ラナ・ターナー)は途中ではぐれてしまった娘・スージー(サンドラ・ディー)の居場所を探していたところ、アニー・ジョンソン(サラ・ジェーンの母:ファニタ・ムーア)の元でサラ・ジェーン(スーザン・コーナー)と遊んでいたスージーを見つける。無事にスージーを見つけたローラはそこでアニー親子から貧困生活の惨状を聞き、彼女自身もそれほど余裕はなかったが、アニーをスージーの養育係として雇うことにする。

 

U-NEXT、Amazonで配信なしでした。

 

うーん、これは良い作品でした。

二人の子役も、というか全ての人が最高の演技力なんです。

中でもアニーと大人になったサラ・ジェーンが素晴らしかったです。

あどけなさの残るパブでのダンスシーン、母と何度も肌の色で揉めるシーン、

アニーとサラ親子こそこの作品の最重要人物であると思いました。

 

大人になったスージーを演じたサンドラ・ディーさん、ちょっとキャリー・マリガンのようでした。

彼女より知的でキリッとしたお顔立ちですが。

子供時代のスージーの女優さん、テリー・バーナムさんは2013年にお亡くなりになられてるのですね。

写真を見た瞬間笑い転げる演技を見て「うまいな」と思いました。

とても自然で。子供たちも演じている感じが一切ないプロでした。

 

アニーの葬儀でのマヘリア・ジャクソンさんの黒人霊歌

Trouble of the Worldが素晴らしかったです。

そのシーンがYouTubeにあったので自分用にも貼っておきます。

www.youtube.com

 

 

ローラとスティーブの恋愛なんてどうでも良く思えてしまうほど

内容がよく、4人の女性家族の激しい人生の物語でした。

アニーさんが本当に良い人で。

神の教えに忠実で自分が善いと思える行いを続けた人でした。

裕福になろうとも、自分より貧しい人に分け与える事を忘れず

アパート時代の牛乳配達員さんに毎年クリスマスは贈り物をしていて

この世を去るときも彼にお金を送ってと言い残しました。

なんて素晴らしい女性なのでしょう。

サラは素晴らしい母の心をきっと受け継いでいくのだと、そんな希望を感じるラストでした。

 

良い作品に出会えた。

マイリストに入れておこう、と思う作品ではなのだけど(題材が実は重いから)

でも「またこの善き人アニーに会いたいから見たい」

そう思ってしまう良い作品でした。

 

この世から人種差別で差別的行動に出る人が、1人でも減りますように。

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