Porte Bonheur

珈琲や美味しいもの、建築やデザインなど好きなものだけ。映画ブログではないつもり

映画:アウシュビッツ ホロコーストガス室の戦慄

ストーリー
アウシュビッツの存在を否定するドイツの若者にショックを受けたウーヴェ・ボル監督。自国が犯した罪を忘れてはならないと、現役高校生へのインタビューと並行し、列車からガス室までの過程である収容所の“普通の”1日を再現として描く。

 

 

 

 

U-NEXT  2022年8月2日 23:59まで配信

https://video.unext.jp/title/SID0046649

 

 

 

GYAO 2022年8月1日(月) 23:59まで

 

 

子供の後頭部を撃つシーン、あんな風にきちんと描いた作品は見た事がなく

かと言って間接的に「撃ち抜かれたのだ」と分かる映像で

アウシュビッツでの大量虐殺をちゃんと伝えたいと言う

監督の強い意志を感じました。

 

どの作品も乳児レベルの子供のシーンは特に避けますから

それを避けずに、でも見られるレベルで描いたのは素晴らしい事だと思います。

子供が焼却炉に入れられるシーンも描いているのはこの作品くらいではないでしょうか。

実際にそうだったのだから、優しい内容にしては意味がないと思います。

 

学生たちは「学校で習うまでよく知らなかったのだけど」とちゃんと言えるし

学校でも様々な人種に囲まれている中でも自分の意見をきちんと言えるのは素晴らしいですね。

日本のように親の私物化された「子供らしく」を押し付けられた人間とは精神性が違います。

自分のお腹から出ようが一個人で、意見も考え方も違う自分とは別の生き物ですよね。

そもそも「子供らしい」がそれぞれの勝手なイメージな事に気付かない親世代も辛いですね。

まぁ、そうやって育った人が親になるのだからそうしてループしていくんですよね「正しい答えを知ってる事」が偉いと言う文化が。

日本人はまだまだ8割の人は変わらなさそうですね。

表向きは多様性と言っていますが、行動している人は少ないです。

 

テレパシー使えないのだから空気は読むな、です。

 

 

 

この作品の中で、アルメニア人の虐殺についてもある程度詳しく話せる子もいて

笑いながらはなす子もいましたが、自分の意見をしっかり言い

他者の意見を黙って聞ける、そんな学生達に尊敬の念を抱きました。

 

 

 

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それを眺めてホッコリしてくれる人がたら良いなぁ。

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