Porte Bonheur

珈琲や美味しいもの、建築やデザインなど好きなものだけ。映画ブログではないつもり

映画:愛を読むひと

ストーリー
1958年、ドイツ。15歳のマイケルは偶然出会ったミステリアスな年上の女性・ハンナに心を奪われる。少年は彼女の虜となり、いつしかベッドの上でマイケルが本を朗読することが2人の日課となっていった。しかしある日突然、ハンナは姿を消してしまう。

 

 

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GYAOで2022年2月15日(火) 23:59まで

 

「思い出しても死人は生き返らないわ」

その少ない言葉が、無神経のようにうつるけれど

悔やみ通した向こう側にしか、その言葉はないように思う。

ハンナに同情はできないけれど、マイケルがその言葉が含む全てを理解できなかった事に

苛立ちを感じなくもない。

 

誰にも同情できない胸が痛む作品でした。

 

事実を知った被害者である女性が、缶だけ受け取ってくれた事、

マイケルが秘密を知ってくれた事が、ハンナの少ない救いだったように思います。

言い訳に聞こえるけれど事実を知った、聞いた事実は理解してくれた

被害者の女性は相当寛大な対応をしてくれたと思います。

 

マイケルは娘に、自分の感情をどう娘に説明したのでしょう。

その辺も小説には載っていたのでしょうか?

 

この作品は、一度観ていたのですがその頃は恥ずかしながらホロコーストに詳しくなく理解できませんでした。

その後ホロコーストものを沢山見て

知識が増えたのでもう一度見直した作品でした。

 

切ないロマンスものでもないし、なんと言うべき作品なのでしょうこれは。

 

他の5人はハンナが読み書き出来ないことを薄々気付いていて

筆跡鑑定を断るとふんでいたのでしょうか。

 

面会でマイケルに話す時にもう少し、言葉を選べなかったのか?

「死人は生き返らない」に至るまでどんな思いをしたのか話せなかったのか?と思ってしまいますね。

話す事は、自分が壊れてしまう事なのかもしれない

そう考えるとまた胸が苦しくなりますね。

そんな事を察してくれる人間など少ないものなのです。

 

ハンナを責任者に仕立て上げた5人には本当に腹が立ちますね。

学生が語った、この裁判の事例だけでなく本に書いたから裁判になってるだけで

他でも同様の事が起こっていたはずなのに、なぜ知らないふりをしてきた?と言う講師への問いかけに

私も、何も言えなくなりました。

 

なんとも複雑で、胸の痛みとモヤモヤと思考が止まらなくなる題材でした。

 

見終えた心境は悲しいトホホです。

寝る前に見る作品じゃないですわ。

 

プロフィール


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