Porte Bonheur

珈琲や美味しいもの、建築やデザインなど好きなものだけ。映画ブログではないつもり

映画:家族を想うとき

イギリスの名匠が引退を撤回して映し出した社会の矛盾と現代家族の姿

ストーリー
イギリス・ニューカッスルで妻と2人の子供と暮らすリッキー。彼はマイホームの夢を叶えるため、ドライバーとして独立することを決意。一方、妻も介護福祉士として働き詰めの毎日。家族の幸せのために頑張る2人だったが、子供たちは寂しさを募らせていく。

 

 U-Nextで2021年6月16日 23:59まで配信(¥550)

 

ケン・ローチ監督作品はもう本当、社会のごく一部の人達が生きるリアルな社会を描いてる。

救いも希望もないのだけど、多分このレベルの生活を一度でも経験していなければ見えない世界と、もがいてもどうしようもない社会の在り方が見える。

息子が言うように「自分で選択してるんだろ?」と言うのは大変、的を射ているのですが

こう言った社会の中では、いざ一念発起したところで

だいたいがどうにもならない。

社会の仕組みがそうなっているから。

だからそのままの自分のまま一念発起してもダメで

やはり辞めてきた仕事が多い人ほどスキル習得なり

言い方を変えると「回り道」が必須になる。

相当、頭の回転が早く且つ人を惹きつける何かを持っている人物でないと

「そんなに息込まれてもあなたの経験がこれじゃね」となりますね。

 

日本なんて特にまだまだ学歴社会で

まず、選考側が学歴でしか良し悪しを判断できない頭の人が殆どではないでしょうか。

何か基準を与えられないと判断もできない自分に気付いてほしいものです。

 

今作も救いがありませんでしたが、心に刺さる作品でした。

 

 

プロフィール


音楽(Jazz,Funk,Soul,R&B)、珈琲、ネコ、建築など
私の好きが詰まったブログ。
それを眺めてホッコリしてくれる人がたら良いなぁ。

コメントを頂けると嬉しいです。

詳しいプロフィールはコチラ


当ブログはアフィリエイトリンクを含みます。